牡蠣のプリン体が痛風を悪化させるのはなぜ?

痛風を悪化させるのは食品に含まれるプリン体ですが、食品によって含有量は違います。
栄養たっぷりの牡蠣は健康維持に摂りたい食品の一つですが、どのくらいプリン体が含まれるのか気になります。

痛風を招くプリン体と尿酸のメカニズム

プリン体とは細胞の核酸を構成する物質で、ほとんどの食品に含まれています。
プリン体は代謝されると尿酸にかわり血液中に存在して抗酸化物質として活用され、必要以上の尿酸は尿に溶けて排出されるようになっています。
血液中の尿酸濃度が高くなると排出が間に合わなくなり、尿酸結晶となって関節に溜まり始めます。尿酸結晶を白血球が攻撃する作用で激痛を伴う痛風発作がおこります。
痛風発作は短くても2日間、通常6、7日も続き、2週間続くこともあるようです。
食品に含まれるプリン体はうまみ成分なので、美味しいものにはプリン体がたくさん含まれ、以前は贅沢病などの別名で呼ばれていました。
冬の真牡蠣、夏の岩牡蠣と一年を通じて独特の風味が味わえる牡蠣も例外ではなさそうです。

牡蠣に含まれるプリン体はどのくらい?

100グラム中に200ミリグラム以上プリン体が含まれる食品はプリン体が多い食品とされ摂取は控えめにするのが良いとされています。一般的に細胞の数が多い食べ物は高プリン体食品で、レバーや白子、たらこなどは100グラム中300ミリグラムのプリン体を含みます。
牡蠣のプリン体は100グラム中184.5ミリグラム、スルメイカ186.8ミリグラム、クルマエビ195.3ミリグラムなどとほぼ同等の含有量です。
プリン体の摂取は1日400ミリグラム以下に抑えるのが望ましいとされています。
カキフライ一人前5個で約70グラムとすると摂取量は129.15ミリグラムになります。一日の摂取許容範囲内ですが他の食品から摂るプリン体量も計算に入れなくてはなりません。
ミネラルやビタミン、タンパク質を豊富に含む牡蠣ですが、美味しいからと言って食べ過ぎは禁物です。

プリン体の多い牡蠣を食べる工夫について

痛風の原因はプリン体を多く含む食品の過剰摂取の他に、アルコールの摂取や激しい運動、ストレス、過食と肥満があげられます。
プリン体を含むビールに限らずプリン体ゼロの焼酎でもアルコール類は尿酸を合成する作用を強める働きがあります。
牡蠣の熱量は100グラム60キロカロリーですから、100グラム498キロカロリーのサーロインステーキを食べるより肥満防止効果はありそうですが、牡蠣にホワイトワインはほどほどにした方がよさそうです。
牡蠣を食べる時は血液中の尿酸値を下げる海藻類や野菜類を一緒にとるようにしましょう。
またプリン体は水に溶けやすい性質があるので、牡蠣を下茹でしてから調理するとプリン体の摂取を減らせます。プリン体が溶けだした牡蠣鍋の出汁や最後の雑炊は、残念ですが我慢することにしましょう。

日本人の痛風は尿酸排出低下型が約60パーセント、尿酸生産過剰型が10パーセント、残り30パーセントは混合型だと言われています。痛風を悪化させないためにはプリン体の多くない食品を選ぶ方が賢明かもしれません。牡蠣エキスの効果をご覧ください。